【山崎流子育て:その1】

A さん
潤弥さんが子育てで大切にしていることは何?
B さん
愛。
A さん
愛って?

 

山崎流子育て:「愛」とは受け止める・受け入れる」こと

子育てで大切にしていることというと多すぎる。
だけどまとめると「愛」かな。


子育てで大事にしている「愛」というのは具体的には、

「受け止める」

「受け入れる」

ってこと。

例えば、「失敗してもいいよ」って受け止める。
どうせ将来うまく行くと思ってる。
だから、指示・命令したりとか、
「ああしろ、こうしろ」っていうのは一切言わない感じ。

あれこれ言わないで、好きにやらせてる。
そして、褒める。
褒めるっていうと上から目線になるから、
「すごいね」っていう風に尊敬するようにしてる。
「お父さん、こんなことようできひんわ」とか、
「何でこんなんできるの?」とか。
そういう感じ。
例えば絵を描いたら、これがうまいとか下手だとか、
もっとこうしたらとか言わない。
そのままを受け入れて、すごいって言う。

 

山崎流子育て:ルールを作る

A さん
なんでも受け止めるの? 
B さん
いや、ルールは作ってる 

 

全てを子供本人に任せるって言うのではないよ。
ルールだけは決めてるよ。

物事にはやっぱり原理・原則っていうのがあって、
ルールというのは「赤信号はなんで渡っちゃダメなの?」っていうのと一緒。
原理原則っていうのは「道路は飛び出したらダメ」とか、
「熱いものを触ったら火傷をするから触るな」とか。
そういう原理原則だけは教えてるよ。

例えば親子のルールだとしたら、「約束は守る」ってことかな。
なぜかというと、親子関係というより子供も一人の人間として見てる。
だから、約束を破ったら信頼関係は成り立たないでしょ?
例えば、子供に「また後でね」「また今度ね」って言って、
「今度」がやってこなかったら、子供ってワガママ言わなくなるらしいよ。
それはどうしてかっていうと、
「また今度はない」ってことが子供としてもわかった瞬間に
子供は「いい子」になる。
これって「親に対して期待がなくなった瞬間」なんだよね。
それなのに、親は「最近自分の子はワガママ言わないようになった」
って自慢げに言うんだよね。
親に対してどうせ自分のことなんて叶えてくれないって、
親に対して不振になった瞬間ってことなんだよ。
みんな、親は勘違いして
「うちの子は大人しくていい子」「ワガママ言わん」って、
それは「あなたが期待されてないんだよ」ってことなんだよね。

山崎流子育て:子供との約束は守る

だから僕はどうしているかって言うと、子供との約束は絶対に守る。
守れない約束は絶対にしない。
「遊ぼ」って言われるとする。
今は無理だとしたら、じゃあ今日の夜一緒にお風呂に入ろうとか、
日曜日に一緒にサッカーしよって言う。
きちっと約束に期日を決めて、守るようにしてる。
だから、約束したところに後から仕事とかを絶対に入れない。
だから、親が子供との約束を絶対に守るから子供も約束を守るし、
子供が約束を守らなかった時に、
お父さんはお前との約束を守らなかったことがあるか?
って言う風にいうことができる。

山崎流子育て:何をルールにするのか?

Mika 学校のこととかは?ルールにしてるの?

J:学校のこと?

A さん
例えば勉強のこととか。起床時間とかはルール? 
B さん
何にもしてない。 

学校という社会にいると、子供は勉強をしなくちゃとか、
朝は何時に起きないと学校にいけない。
宿題をやらなきゃいけない。
そもそも子供は「やれ」と言われることが多い。
でも僕はそういう学校のことは、何にもルールにしてない。

理由は、『僕が大事だと思っていないから』。

学校行きたくなかったら行かなくていいし、
勉強したくなかったら勉強しなくてもいいと思ってる。
ただし、カミさんが言ってるけどね。
だって、僕自身、自分が勉強しなかったのに、
なんで子供に勉強せえって言うか?とか、
自分はそんなに頭が良かったんか?って話でしょ。
だから、僕は子供にも言わない。

山崎流子育て:学校の目的を考える

B さん
学校の目的って何?
A さん
え? 

『学校の目的』とは?

読み書きそろばんっていう意味では識字率を上げるとか、
体力をつけるとか、協調性を持たせるとか。
色々あるよね。

これって、今の世の中、学校に行かなくても身につくことばかりだよね。
知識はYoutubeやインターネットで勉強できるし、
理科の勉強だって、Youtubeの方が楽しいよね、いっぱい実験があるから。

学校教育って戦後教育みたいなものがそのまま残ってる。
「みんなで一緒に!」みたいな。
学校教育は変わって行かないのか?って考える。
これは世代、つまり、今のスポーツの世界でもそうだけど、
そうやって育てられた人が子育てをするから、
教育が変わるのにも一世代か二世代かズレるよ。
僕が、「学校は大事じゃない」と思っていても、
僕の親、つまり子供から見たら、じいちゃん、ばあちゃん世代はそれは受け入れられない。
感情があるからね。
だから、教育だって緩やかに変わって行くだろうね。

 

山崎流子育て:協調するかどうかは自分の意思でええやん!

A さん
じゃあ、学校で学んだ協調性はいらないの? 
B さん
今の世の中はいらんよね。 

協調性って、今の世の中、いらないよね。
協調しなければならないとするなら、
それは自分のやりたいことや夢があったときに、
協調しなければいけないというルールというか、
モチベーションが出てくるだけのことであって、
協調性がなければ生きていけないというマイナスからゼロとは違うからね。

確かに昔は協調していないと生きていけなかったけど、
いまはそうじゃなくても生きていけるようになっているから、
協調したいかどうかは本人の自発の意思によるよね。

でもまあ、カミさんも家族でチームの一員だから、
お母さんに迷惑をかけるなって言ってる(笑)
家族でチームだから。
そうやってちゃんと言うかな。
そして同じようにカミさんにも、俺は学校が大事だと思ってないよってハッキリ言ってある。

A さん
まだまだ続くよ。次回をお楽しみに! 

 

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